2024 年 74 巻 4 号 p. 291-298
群馬大学医学部附属病院(当院)では2014年からRapid Response System(RRS)を導入している.今般,当院の院内急変対応の現状把握と問題点の抽出を行なった.当院のRRS起動件数は増加傾向にあるがまだ少なく,予期せぬ院内心肺停止Cardiac Pulmonary Arrests(CPA)件数の減少などの効果は得られていない.起動件数増加の取り組みとして看護師教育にRRSの研修を採用することで看護師による起動が増えている.また,CPA症例の振り返りの結果,急変の前兆が見落とされた症例も存在していた.起動件数増加と併せて,このような症例を拾い上げる努力が必要である.