抄録
長寿地区の特性を明らかにする目的で, 地区の超高齢者率 (90歳以上の人口/65歳以上の人口×100) と県勢諸項目との対比を全国レベルおよび群馬県内で検討した,
全国レベルの検討で超高齢者率と有意相関を示した項目は, 14歳の身長, 平均気温, 1人あたりの年間収入, 獣肉購入量, バター購入量であった.これを重回帰分折してみると, 14歳身長と平均気温が主たる説明変量であり, 決定係数は0.745である.
群馬県内では, 人口密度, 1人あたりの年間収入, 標高が超高齢者率と有意相関を示しているが, 主たる要因は年間所得にあると思われる.
ただし, 長寿に関連する県勢諸項目の背景に潜む真の要因については, 今後の検討に待つ.