北関東医学
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ハイドロキシウレア投与中に両足外顆部に皮膚潰瘍を形成した慢性骨髄性白血病の一老年者例
半田 寛秋葉 徹吉田 恭倉林 均久保田 一雄田村 遵一
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1998 年 48 巻 2 号 p. 167-169

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抄録
患者は69歳女性.1993年10月21日群馬大学医学部第三内科にて慢性骨髄性白血病と診断され, 同年12月よりハイドロキシウレア (HU) を1,000mg/日投与された.1995年11月よりHUを1,500mg/日に増量したところ, 1996年9月下旬より右足外顆部に潰瘍が形成され始めた.近医にて加療されていたが改善しないため, 1997年2月5日当院に入院した.抗血小板剤等の投与では改善されず左足外顆部にも新たな潰瘍が形成され始めたため, 3月27日よりHUを中止し, ブスルファン6mg/週に変更した.4月下旬頃より潰瘍は次第に縮小し右外、顆部潰瘍はほとんど消失した.HUによる皮膚潰瘍の報告は1975年以来散見されているが, その発生機序は解明されていない.従ってHU投与中は皮膚病変に注意する必要があると思われる.
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