北関東医学
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群馬県における前立腺検診の現況・問題点・今後の課題
-98年度前立腺がん検診研修会における報告を中心に-
伊藤 一人久保田 裕坂西 理恵湯浅 久子清水 信明黒川 公平山中 英壽
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1999 年 49 巻 2 号 p. 81-88

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抄録
群馬県の前立腺がん数は16年間で約7倍に増加し, 検診で発見されたがんの約60%は前立腺内に限局する早期がんである.診断精度も1992年以降の前立腺特異抗原 (PSA) の測定, 生検法の進歩により向上した.PSAは血中遊離型と結合型PSAを等モルに認識できるキットで測定されるべきで, われわれはさらに年齢階層別PSA, PSA density, 年隔差PSAなどを使い分けて診断に使用している.現在70%の市町村はPSA単独検診であるが, 重要な問題点としてPSA陰性がんの存在があげられる. PSA陰性がんは今までの他検査を併用した検診で発見された前立腺がん303例中43例 (14%) を占めるが, そのうち骨転移を有する症例は6例 (2%) のみであった. PSA単独検診は今までの直腸診や経直腸的超音波検査を取り入れた検診に比べ, 受診者の精神的負担が少なく, 受診者が増加し, 結果的には前立腺がんの発見数の増加につながると考えられる.
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