日本鉱物学会年会講演要旨集
日本鉱物学会2004年度年会
セッションID: k04-04
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シリカフュームを添加したアルミナセメント水和物の微構造
*新名 俊夫柴田 恭宏宮原 正明地下 まゆみ大川 真紀雄北川 隆司大坪 勝裕後藤 裕司
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抄録

市販のハイアルミナセメント(HAC)にシリカフューム(FS)と解膠剤を添加し、これに水を加え、30℃で24時間養生した試料と、これをさらに110℃乾燥した試料、そして,比較のためHACのみに水を加えて同様に処理した試料について、EPMA及びXRDで微組織の変化及び鉱物変化を調べた。いずれの24時間養生及び110℃乾燥試料ともに鉱物組成に変化があるが、その微組織には変化が認められなかった。FSと解膠剤を加えた24時間養生及び 110℃乾燥試料中には,20μm以上の球状のFSが多く残留していた。その中心部にはアルミナの浸潤が認められ、周囲には針状結晶(Gehlenite hydrates)がよく発達していた。

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© 2004 日本鉱物科学会
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