抄録
2006年に開校した私立小学校において,電子黒板をはじめとするICT機器がどのような形で英語の授業に活用されてきたかをその理論的背景と具体的な実践例とともに述べる。2011年より日本中の公立小学校において,5,6年生を対象に小学校外国語(英語)活動が全面実施されることがすでに決定している中,指導時数,指導体制,その指導目標などに公立小学校と大きな違いはあるものの,対象が同じ学齢の小学生であることや小学校の教室で行われた実践であることから,今後小学校での英語指導の場で生かせるICT機器の共通した活用の可能性を探る。