高分子化學
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テトラオキサンおよびトリオキサンのカチオン開始剤による固相重合物の配向性
小林 英一東村 敏延岡村 誠三
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1971 年 28 巻 320 号 p. 997-1003,1016

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抄録
テトラオキサンおよびトリオキサンのBF3およびBF3O (C2H5) 2による固相重合の進行をX線図により追跡し, 両モノマーの固相重合の進み方を比較した。カチオン開始剤によリトリオキサンから得たポリマーの配向性は非常によく融点も高い (188~190℃) が, テトラオキサンから得たポリマーでは配向性の程度も融点も低い (181~185℃) ことが見いだされた。またトリオキサンでは重合温度の高いほど, 重合率の低いほど配向性のよいポリマーが得られた.これに対してテトラオキサンでは, 生成ポリマーの配向性は重合温度が高くなるとやや悪くなるようであり, また, 重合の進行につれてよくなった。トリオキサンとテトラオキサンから得られたポリマーの配向性および双晶のできやすさが, モノマーの結晶構造の差から議論された。
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