関東東山病害虫研究会報
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農薬の部
露地ギクにおける殺虫粒剤の挿し芽時育苗培土混和処理によるアブラムシ類に対する初期防除効果1
村崎 衣里桑原 克也高橋 まさみ堀口 数子
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2012 年 2012 巻 59 号 p. 151-153

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抄録
露地ギクの省力的な初期防除対策として,殺虫粒剤を挿し芽時に育苗培土混和処理した場合のアブラムシ類に対する防除効果を検討した。その結果,ジノテフラン粒剤,ニテンピラム粒剤およびイミダクロプリド粒剤の育苗培土混和処理は,定植時植穴処理と比較して効果は劣るものの,無処理区と比較して定植後3週間程度まで無翅アブラムシ類の寄生が有意に少なく,防除効果があると考えられた。また,育苗培土混和処理は挿し芽苗の発根や活着に影響がなく,薬剤施用量についても定植時植穴処理に比べ,9割程度削減できた。さらに,育苗培土混和処理は,定植時植穴処理よりも処理時間の短縮や処理労力の軽減が図れるものと考えられた。以上のことから,露地ギクにおける殺虫粒剤の育苗培土混和処理は無翅アブラムシ類に対する初期防除効果があり,省力的かつ低コストな初期防除技術であると考えられた。
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© 2012 関東東山病害虫研究会
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