抄録
ベニバナインゲン白絹病およびリゾクトニア根腐病に対する簡易な薬剤防除法について検討した。ベニバナインゲンの紙ポット苗にバリダマイシン液剤800倍液を1苗当たり100ml潅注, オリサストロビン粒剤を1苗当たり1g株元散布した結果, 両病害に対して両薬剤とも実用的な防除効果が得られた。また, 両病害に対してコンクリートポットを用いて2種粒剤の株元施用 (1g/苗) による効果試験を行ったところ, 白絹病に対してはフィプロニル・アゾキシストロビン粒剤が, リゾクトニア根腐病に対してはシメコナゾール粒剤の防除効果が高かった。