プラスチック循環利用は「プラスチック処理問題解決」「脱炭素」「省資源」と三重の価値を有するが、 ①使用済プラスチックの選別による効果と経済性のトレードオフ、それを超えるための技術開発面の課題や、②多様なリサイクルプロセスを公平に評価し、報告するための制度設計面の課題が残され、それらが障壁となって、まだその期待ほどには進展していないのが実態である。本稿では、レゾナック社が 20 年に渡って操業してきた使用済プラスチックのガス化プロセスの事例を紹介すると共に、そのガス化プロセスに限らず、広くプラスチック循環利用を促進するための課題に対する提言も行う。