2026 年 22 巻 3 号 p. 147-151
近年廃棄量が増えている小型家電には、リチウムイオン電池(LIB)などの電池が内蔵されているものが多い。LIBには、リチウム、コバルト等の貴重な金属が含まれており、リサイクルすることが望ましい。製錬等により金属を回収する技術の開発は進んでいるが、ビジネスとして成立させるためには十分な量の確保が重要である。また、別の観点としては、近年問題となっているリサイクル施設におけるLIBに起因する火災を防止するため、電池を破砕せずに回収することが求められている。しかし、従来の手作業による対応では、処理量・精度に限界がある。これらの背景から、リサイクル施設において安全かつ効率的に電池を回収するため、廃小型家電に内蔵された電池の検出・分離・選別技術の開発に取り組んでいる。