マーケティング・サイエンス
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論文
頻度の時間変化を考慮した階層ベイズモデル によるウェブサイト訪問行動の分析
山口 景子
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2014 年 22 巻 1 号 p. 13-29

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抄録

ウェブサイトの広告価値を高めるために,ビジターの訪問頻度やその変化を管理できることが企業にとって望ましい。そこで本研究では,時間と共に変化するウェブサイト訪問頻度を説明するモデルの構築を試みた。その際,ウェブサイト訪問頻度に影響を与えるであろう「一時的」「経時」要因をモデルに組み込み,ビジターごとにその影響を評価した。モデルから得られた各ビジターの特性をPPMマトリクスに落とし込んで優良ビジターを抽出することにより,ウェブサイト訪問頻度のOne-to-Oneマネジメントとそれに伴うサービス・マーケティング改善の可能性を提示した。

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© 2014 日本マーケティング・サイエンス学会
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