2017 年 30 巻 8 号 p. 506-521
多機能なグラフ作成ソフトGnuplot と,イメージ編集ソフトAdobe Illustratorを組み合わせると,データの可視化において大変力を発揮する.本稿では,グラフの作成を通して,これらの基本的な使い方と連携方法を紹介する.具体的には,まず,用意した頻度データをもとに,Gnuplotによってグラフの作成とフィッティングを行い,作成したグラフを画像ファイルに保存する.次に,Illustratorを用いて,グラフの拡大,ラベルや線種等の変更を行い,さらに,ウェブアプリケーションであるTeXclipで作成した数式画像を加えて,グラフをさらに見やすく加工する.