同志社大学文化情報学部 [日本] https://ror.org/01fxdkm29
2025 年 35 巻 3 号 p. 54-69
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本研究は,観客から高く評価される漫才の構成を明らかにするために,M-1グランプリ2015-2019年大会の計50演目を対象に,台本を機能単位に分割し,その並びの頻度について演目ごとの長さの違いを補正して比較した.分析の結果,高評価の演目では,ボケ直後をツッコミで素早く回収する構成が多く,低評価では,話題の引き延ばし,ボケの継ぎ足し・反復が多かった.同一機能の連続出現の影響を除いて再分析をしたところ,これらの傾向は維持され,短い周期でツッコミを挟む運びが高評価に資することがわかった.
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