松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
救急外来で施行したAutopsy imaging の現状
芦田 泰之
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 22 巻 1 号 p. 16-19

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抄録
心肺停止で搬送され救命できなかった症例に対しては,発見時の状況や,直前の訴え,既往歴から臨床的死因推定をするが,情報が不十分であり死因不明であることが多い.死因を特定するには解剖が重要である.監察医制度の機能していない多くの地域では死亡時画像診断(autopsy imaging:Ai)が死因究明に役立っている.過去5 年間のAi の状況を検討したところ,心肺停止で搬送され外来死亡した228 例のうち201 例(88.2 %)でAi が施行された.内因性疾患による死亡と考えられた164 例のうち61 例(37.2 %)で死因につながる所見を認め,Ai は臨床的推定死因を補完する手段として有用であった.
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© 2019 松江市立病院
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