抄録
背景:査読プロセスにおける査読者と投稿者のコミュニケーションの質の向上を図ることを狙いとして2013年1月27日に論文査読セミナーが開催された.その中で実施された執筆者によるグループワークにおける議論内容を報告する.
内容:セミナーには77名の参加があった.参加者は「アブストラクト・緒言」「方法」「結果・図表」「考察」「実践報告」の5つのテーマで各々2グループ,全10グループに分かれ,編集委員のファシリテートの元1時間のグループワークを実施,発表した.発表に対しては編集委員よりコメントがあった.
結論:グループワークを通じて,執筆者における査読システムや編集委員会側の姿勢に対する理解が進んだ一方で,編集委員会としても質的研究の論文執筆ガイドラインの制作や,実践報告論文を原著論文扱いにできるか等の課題も明確となった.本セミナーを通じて参加者・編集委員会の相互理解が進み,査読コミュニケーションの向上が期待される.