抄録
【目的】①本研究の目的は病棟での看護師による栄養管理の現状を明らかにし,それに基づいて栄養管理への意識向上をはかり,NST サポート依頼への積極的な取り組みを行い,それが,看護師の意識向上と実際のNST サポート依頼件数にどうのように関連したかを明らかにすることを目的とした.【方法】研究期間は平成27 年9 月~平成28 年6 月.対象は消化器外科病棟に勤務する看護師で本研究に同意を得られた23 名.方法はアクションリサーチ法を用いて現状の把握,実践段階(介入),介入による変化の評価を行った.【結果】①病棟の看護師は経験年数に関係なくNSTサポート依頼の必要性を理解していた.しかし,依頼の手順や運用の方法や主治医,看護師間のNST サポート依頼に対する考え方の違いなどからNST サポート依頼件数が少ないことが明らかになった.②栄養管理への意識向上のために勉強会を行い,NST サポート依頼促進のための取り組みとして,NST サポート依頼手順の掲示,外科独自の指標を医師と共に作成した.③これらの実践が看護師の意識向上をもたらし,NST サポート依頼件数の増加に関連したと考えられた.