埋立地は他の処理と比べて長期間の管理が必要となるため,早期の安定化が必要である。処理の最後に位置する埋立はそれ以前のすべての処理の影響を受けるため,日本で中間処理と呼ばれている処理は,埋立の前処理と考えるべきである。埋立地の安定化に影響するのは有機物量であり,安定化を早めるため処理方法の選択,さらには埋立廃棄物の選択が必要である。埋立構造は,有機物の安定化を進めるために水分と空気をどのように制御するかによって選択しなければならない。また,埋立終了後のアフターケア機関の管理,跡地利用方法を念頭に入れた計画が必要である。