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ESSAY
γ-Glutamyl transpeptidaseを標的とした新規activatable光増感剤の開発によるがん選択的光線力学療法の実現
神谷 真子浦野 泰照
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2019 年 29 巻 1 号 p. 13-16

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抄録

筆者らは、比較的幅広いがん種において活性が亢進しているγ-glutamyl transpeptidase(GGT)との反応により、初めて光増感能が回復するactivatable光増感剤gGlu-HMSeR(γ-glutamyl hydroxymethyl serenorhodamine green)を新たに開発した。さらに、培養がん細胞や3次元がん組織モデルを用いた性能評価を行った結果、gGlu-HMSeRはGGT活性依存的な光毒性を示すことが明らかになった。つまり、GGTを発現しない正常組織への毒性を低減した、がん部位選択性の高い光線力学療法(PDT)を実現するactivatable光増感剤であることを示した。

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© 2019 公益社団法人 日本薬学会
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