医学教育
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効果的なフィードバックの伝達および省察・行動変容を促すコーチングをブレンドした面談モデル : R2C2モデルの紹介と日本語版
三好 智子大戸 敬之岡崎 史子舩越 拓吉田 暁芳野 純今福 輪太郎川上 ちひろ早川 佳穂西城 卓也
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2022 年 53 巻 1 号 p. 77-82

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抄録

 臨床現場での研修医/専攻医 (レジデント) のパフォーマンスを改善するため, 指導医が振り返りを促す際の面談に活用できるR2C2モデルが開発された. 信頼と関係を構築する (R), 評価結果に対する反応や認識を探る (R), レジデントが結果/評価内容をどう理解しているか探索する (C), パフォーマンスを改善させるためのコーチング (C) の4段階で構成される. R2C2モデルには, レジデントが省察的かつ目標志向の話し合いに関わることができ, 指導医と共に学習/改善計画を検討できるという効果が認められている. 本稿では, R2C2モデルの日本語版とその知見を紹介する.

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© 2022 日本医学教育学会
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