メソドロジー研究部会報告論集
Online ISSN : 2759-5684
その文法指導の中身が気になる―教育文法の質の実証的研究に向けた予備的考察―
亘理 陽一
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2013 年 3 巻 p. 129-141

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抄録
言語学的研究成果に基づき授業での指導を目的として構成された文法を「教育文法」と呼ぶ。本稿の目的は,この教育文法の質と効果を実証的に研究するための予備的考察として,文法指導における明示的介入,特に与える問いや説明の操作的定義を探ることである。第二言語習得・外国語教育研究で提示されてきた分類に,本稿の構想する指導内容を当てはめながらその妥当性を吟味することで,教育文法の実証的研究に求められる要件を整理し試案的分類を提示する。
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© 2013 外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会
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