メソドロジー研究部会報告論集
Online ISSN : 2759-5684
アクションリサーチ再考—結果の一般化に焦点を当てて—
藤田 卓郎
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2015 年 6 巻 p. 117-129

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抄録
本稿の目的は,アクション・リサーチについての概念を整理すること,そして,アクション・リサーチで得られる結果の学術上の位置付けについて議論することである。まず,英語教育における実践研究の現状について概観し,アクション・リサーチの定義,特徴,手法,これまで指摘されてきた問題点や批判について整理する。そして,批判の1つである結果の一般化に焦点を当て,これまでの議論をまとめた後,構造構成主義における仮説継承の考え方を基にアクション・リサーチの知見が学術上如何に貢献し得るかを検討する。
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© 2015 外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会
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