2020 年 63 巻 p. 84-89
「インテリサイザTM」は,これまでのオプティサイザ®における測定部分の自動化の利点を踏襲しつつ,現場で作業者が介在していたバックグラウンドの判定や,データエラー時の対処などを追加し,現場においての作業者の介在を極力少なく出来ることを特徴としている。また,実際の測定された粒子径からデータ解析をすることで実際のプロセスラインに合わせて運転条件等に測定結果をフィードバックすることが可能となった。これによりプロセスラインの運転の更なる自動化を促進することになる。粒子径の測定結果についてはオフラインでの粒子径測定結果とほとんど変わらなく,長時間の測定についても安定性が向上している。インテリサイザTMによる粒子径の測定は生産ラインの粒度評価を効率的にかつ最小限の人手で行えるようにデザインされている。