Medical Imaging Technology
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研究論文
定位放射線治療のためのGPUを用いた動き検出システム
山川 拓也尾川 浩一彌冨 仁国枝 悦夫臼井 桂介茂松 直之
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2012 年 30 巻 5 号 p. 268-278

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抄録
定位放射線治療は高エネルギーの細いX線ビームを用いて腫瘍を治療する非侵襲的な治療法である.この治療においては予期しない患者の動きは,近隣の正常組織や臓器に対して好ましくない結果となるため,我々は頭頸部の定位放射線治療のための USBカメラを用いた非接触動き検出システムを提案する.このシステムでは3台のUSBカメラによって得られた患者の鼻と両耳の3枚の動画像を用い,テンプレートマッチング法によって患者の動きを検出し,患者の動きが検出されたならばシステムが放射線技師や医師に対して,ビームをオフにするような警告を発する.我々は,対象領域を赤外光で照明し,同時にUSBカメラのレンズの前面でフィルタによって可視光領域の光を遮断した.動きの検出では汎用のGPUを用いテンプレートマッチング法を実装した.本論文ではこの動き検出システムの概要および有効性の検証結果を述べる.
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© 2012 日本医用画像工学会
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