抄録
MRIにおける大きな課題のひとつは撮像時間の短縮であり,MRI再構成においては,限られた収集データからいかに高い解像度をもつ画像を作成するかが問題となる.本稿では,MRI再構成による高速撮像技術として,パラレルイメージングと圧縮センシングの2つの技術について解説する.これらはいずれも,ハードウェアの性能を変えることなく,撮像時間を減らしながら画質を維持して再構成を行う手法である.パラレルイメージングはすでに臨床のあらゆる分野で多用されており,圧縮センシングも,撮像時間の短縮化および画像の高分解能化への貢献が期待される.