計算解剖モデルの構築 —基礎と応用—

藤田 広志; 原 武史; 周 向栄; 村松 千左子; 神谷 直希

doi:10.11409/mit.31.278

特集／計算解剖学―画像数理，応用システム，臨床応用の最前線―

計算解剖モデルの構築

—基礎と応用—

藤田広志, 原武史, 周向栄, 村松千左子, 神谷直希

著者情報

キーワード: 臓器モデル, 解剖学的構造の理解, 計算機支援診断, セグメンテーション

ジャーナルフリー

2013 年 31 巻 5 号 p. 278-286

DOI https://doi.org/10.11409/mit.31.278

詳細

抄録

本解説論文では，われわれの最近の研究についてその目的と成果の一部を紹介する．本研究は，文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究「医用画像に基づく計算解剖学の創成と診断・治療支援の高度化」の中の一研究プロジェクトである．同領域研究では，計算機による人体の解剖学的構造の完全理解とその診断・手術支援への応用をおもな目的としており，われわれはこの研究目的の実現に向けて，複数の画像モダリティ（CT，MR，FDG-PET，眼底写真，歯科パノラマX線写真など）を用いて，計算解剖モデルの構築やモデルの応用に関する研究を進めている．本稿では、われわれの研究成果から4つを選択して紹介する．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）