2014 年 32 巻 3 号 p. 176-181
近年,情報処理の分野では対象のスパース性(疎性)を用いた方法が盛んに研究されるようになってきた.ここではそうした方法をスパースモデリングとよぶことにする.スパースモデリングの方法として有名なものはLASSO(least absolute shrinkage and selection operator),あるいは圧縮センシングである.本稿ではLASSOをベイズ統計の立場から表現し,X線回折画像からのイメージングのためのスパースモデリングの方法について説明する.