Medical Imaging Technology
サーベイ論文
磁気共鳴エラストグラフィ ―技術と応用―
菅 幹生
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34 巻 (2016) 4 号 p. 217-226

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抄録

医師は触診により,疾患の存在や進展による組織の力学的性質の変化を評価することができる.生体組織の力学的性質を磁気共鳴画像装置(magnetic resonance imaging; MRI)を用いて非侵襲的かつ定量的に画像化する手法として,MRエラストグラフィ(MR elastography; MRE)がある.典型的なMREシステムでは,外部加振装置により生体組織内に弾性波を発生させ,位相コントラスト法により時間的に変化する組織内の弾性波分布を速写し,弾性算出法により弾性波画像から粘弾性分布を画像化する.これらMREを構成する3つの要素は,MRE発表から20年をかけて改良されており,互いに深く依存している.また,改良によりさまざまな器官を撮像対象とした検討が進み,力学的性質が疾患の病期判定や鑑別に有効であることが示されている.本稿では,MREの原理と技術,臨床応用について述べる.

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© 2016 日本医用画像工学会
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