本稿では,体験型教育ゲーム“larp”(educational live action role-play)に参加した後の内省と話し合いのためのレビューアプリである「reLarp」の発展と機能を概説し,生成AI の学術的活用法を考察する.京都大学の日本とドイツの共同学位プログラムで生成AI 使用の問題を検討した結果,reLarp にも応用可能性があることを発見した.「体験型教育ゲームの振り返り」は,larp を通じて異なる生活世界を体験し,深い学習を促進する手法である.政治的・社会的問題を扱うedu-larp は,内省と解明のための時空間や精神的援助を提供し,学習効果を高めることを目指す.筆者はひきこもりのジレンマとニューロマイノリティーのチャレンジをテーマにしたlarp を設計し,振り返りにPAC 分析を試みた.初期のアプリ開発には失敗したが,ChatGPT の登場を契機に再開発し,reLarp として公開した.今後はグループディスカッション用途に向けた改善も計画している.