京都大学大学院経済学研究科
2017 年 9 巻 2 号 p. 71-81
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本稿ではコンピュータシミュレーションを用いた管理会計研究の動向を,分権的意思決定を扱った研究を中心に紹介していく。特にこれまで分化と統合の問題や探索と活用の問題などを分析するために展開してきているNKモデルの構造と特徴を,単一エージェントの意思決定,意思決定の複数エージェントへの分割,意思決定のCEOによる統合,業績評価の導入,という4段階に分けて整理することで,今後の管理会計研究へのシミュレーション手法の活用の可能性を展望する。
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