技術報文
新規複合サイクル試験による各種外装用塗装鋼板の耐久性評価
2008 年 20 巻 3 号 p. 141-145
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2008 年 20 巻 3 号 p. 141-145
外装用塗装鋼板は，紫外線や熱などによる塗膜の変質と，水・塩分及び湿潤乾燥などによる鋼板の腐食が複合的に進行して劣化していく．それを再現するために紫外線照射，塩水噴霧，湿潤などを連続的に行える新規サイクル試験機を開発し，それを用いた複合サイクル試験を実施し，適切と考えられる試験条件と評価項目を選定した．そこで今回は，その試験条件と評価項目で，建築用途で使用されている，めっきの種類や塗料の種類の異なる5種類の外装用塗装鋼板について，複合サイクル試験を実施した．そして，その結果に基づいて，住宅の尾根板金類として15年間および30年間使用した場合の劣化状況を推定し，再塗装などの必要な措置を検討した．
