「IR被覆鉄線」が国土交通省の基準を満たすことを確認するため,前報においてWS-A(サンシャインウェザメータ)試験7,500時間の20倍以上に相当することが認められた625時間のSUV(メタルハライドランプ)試験を行った後,磨耗試験および腐食促進試験を実施した.さらに,現地のIR被覆鉄線から採取した6.8年間使用後のサンプルと表面変化およびIRスペクトルにおけるC=O吸収の変化について断面解析を実施した.結論として,IR被覆鉄線が30年相当若しくはそれ以上の寿命を有している結果となり,今回の結果と前報の結果よりSUV試験はWS-A試験の1/20の試験時間での代替試験になり得ると評価した.