マテリアルライフ
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新C形環境応力劣化装置 (応力緩和法・クリープ法) の試作と提案
大石 不二夫北原 隆尚安藤 真司
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1994 年 6 巻 2 号 p. 81-87

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抄録

本報文は高分子材料の耐環境応力性の研究の一環として進めた, 新C形環境応力劣化の促進試験装置の考案試作, 実験例の紹介と耐環境応力性の評価法の提案である.装置としては2タイプある.一方は応力緩和法の「新C形環境応力劣化装置」であり, 先に開発した「C形劣化追跡装置」を基に, 自動化ほか機能向上させたものである.他方はクリープ法の「C形クリープ式環境応力劣化装置」であり, 3本の試片が同時に測定可能な3連式である.両装置は共にC字形の試験片 (先に考案) 2) を用いるものであり, C形法と総称する耐環境応力性の促進評価装置に包含され, 高分子材料の耐久性の予測評価にはもとより, プラスチックの内部歪等の測定評価にも活用できる.

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