Comparison of Microbial Denitrification Effect of Wastewater Using Various Polymeric Materia

Zenjiro OSAWA; Yoshinori HONNDA; Tetsuya OSUMI; Hotoshi KUBOTA

doi:10.11338/mls2001.17.67

種々の高分子材料による排水中窒素の生物学的除去効果の比較

大澤善次郎, 本田善則, 大隅哲也, 久保田仁

著者情報

キーワード: 高分子材料, ポリカプロラクトン, ポリ乳酸, ケナフ, 綿布, セロハン, 低密度ポリエチレン, ポリビニルアルコール, 脱窒素

ジャーナルフリー

2005 年 17 巻 2 号 p. 67-71

DOI https://doi.org/10.11338/mls2001.17.67

詳細

抄録

種々の高分子材料による排水中窒素の生物学的除去効果を比較検討し, 次の結果を得た. 生分解性ポリカプロラクトン (PCL) は脱窒素作用に最もすぐれ, セルロース系のケナフ, 綿布およびセロハンがこれに次いだ. 生分解性ポリ乳酸 (PLA) の脱窒素作用は極めて乏しく, 低蜜度ポリエチレン (LDPE) とポリビニルアルコール (PVA) はほとんど効果がなかった. これらの結果は, 試料の重量減少や表面の変化と対応した.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）