青森県立保健大学 青森大学
2024 年 35 巻 1 号 p. 9-12
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行動経済学は,健康の大切さを頭でわかっていても認知バイアスの影響で行動できない人をターゲットに,有限なリソースを配分して満足度を高めていくことを分析する学問である。中でもナッジは認知バイアスの特性に沿って望ましい行動へと促す手法である。ナッジは他の介入に比べて費用対効果が高く,健康教室にナッジを用いることで,健康行動を実行する可能性が高まる。一方,ナッジは行動を継続させるほどの効果は期待できないなどの限界があり,限界を踏まえた活用が求められる。
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