気象研究所
1980 年 31 巻 2 号 p. 81-86
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北海道の9地点における降水資料を1927年から1976年にわたって調べた。 都市化されていない鉄鋼業の街、室蘭で、鉄鋼生産量の増加した時期である1957年から1976年の期間に、雷雨日数と降水量の増加が見られた。 これは工業化が天気に影響したものだと考えられる。 また、1927年の人口の8倍にあたる120万人の人口をかかえる商業都市 (非工業都市) である札幌でも雷雨日数が増加している。 しかし、これは5%レベルでの統計的な有意性は認められない。
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