抄録
地上でマツタケの菌根形成を行うため,宿主であるアカマツの根を土壌表面に誘導する方法について,その最適条件を検討した.林地で表土を掻き取って鉱物質土壌層を露出させた箇所に被覆処理を行い,処理区の土壌表面で観察されるマツの成長中の根端数を調査し,鉱物質土壌層を露出させる際の土壌の掻き取り強度及び処理区表面の被覆方法について検討した.その結果,被覆法は,不織布と土壌または土壌を詰めた土のうで被覆する方法が優れていた,土壌の掻き取り強度は林地の環境によって適する強度が変わる可能性があり,なお検討を要する.