著者所属:東京大学 大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻
2017 年 19 巻 3 号 p. 158-164
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金属材料の組織形成解析にはフェーズフィールド法などの現象論的解析手法が主に用いられるが,著者らは当該分野に率先して分子動力学法を導入してきた.本稿では高精度の測定が容易でない固液界面エネルギーやカイネティック係数などの高温物性値導出例や,過冷融液からの核生成から多結晶組織形成に至る過程の計算例を紹介し,材料プロセス研究における分子動力学法の役割について議論したい.
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