マイコトキシン
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シンポジウム
トリコテセンマイコトキシンの細菌感染抵抗性に及ぼす影響
小西 良子
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2003 年 53 巻 2 号 p. 141-147

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抄録
トリコテセンマイコトキシンの特異的および非特異的宿主抵抗性に対する影響を検討した.比較的低濃度のデオキシニバレノールはサルモネラ感染に対しての感染抵抗性を低下させた.デオキシニバレノールはin vivo での感染実験においてTNF-αで代表される前炎症性サイトカインの産生を乱した.ヒトマクロファージ培養細胞系を用いた実験においてはデオキシニバレノールおよび8- ケトトリコテセンも前炎症性サイトカインの産生を乱すことが見い出された.ヒトマクロファージ培養細胞をリポポリサッカライドとデオキシニバレノールまたは8- ケトトリコテセンと同時処理した場合,TNF-α,IL-8 と IL-6 は異常に産生されることがわかった.これらのことからデオキシニバレノールおよび8- ケトトリコテセンは細菌が有するリポポリサッカライドが共に存在する場合に前炎症性サイトカイン産生を亢進することが示唆された.
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© 2003 日本マイコトキシン学会
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