マイコトキシン
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シンポジウム
近年における小麦のデオキシニバレノール汚染と作柄状況について
法月 廣子堤 徹勝部 和義南澤 正敏
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2007 年 57 巻 2 号 p. 115-121

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抄録
全国各地から送付された麦類について、デオキシニバレノールの汚染状況を調査した。対象とした試料は2002年から2006年産の5年間で、合計7933点である。これらの試料のうち調査点数の多かった小麦7883点について汚染状況を調査したところ、およそ50 %の試料に検出限界の0.05 mg/kg以上のデオキシニバレノールが検出され、厚生労働省の暫定基準の1.1 mg/kgを超えるものが、2002年(7.8 %)、2003年(4.0 %)、2004年(2.5 %)、2005年(0.2 %)、2006年(2.8 %)の各年次に認められた
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© 2007 日本マイコトキシン学会
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