久留米大学内科学(心臓・血管内科部門)
2012 年 101 巻 2 号 p. 322-328
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心不全は心筋障害により心筋のポンプ機能が低下し,末梢主要臓器の酸素需要に見合うだけの血液量を心臓が絶対的にまたは相対的に拍出できない状態にあり,肺または体静脈系にうっ血を来たし,生活機能に障害を生じた病態である.その病態は単に心臓のポンプ不全ではなく,心臓の異常により引き起こされた血行動態,神経体液性因子,腎臓などの全身の異常をともなう症候群としてとらえることができる.
日本内科学会会誌
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