日本内科学会雑誌
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今月の症例
集団発生したチョウセンアサガオ中毒の1例
柏木 貴雄稲垣 忠洋来住 稔日下 聡鈴木 琢真平田 珠希岩井 正秀吉岡 直樹三橋 隆夫山村 博平
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2012 年 101 巻 7 号 p. 2045-2047

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抄録

症例は73歳,男性.昼食で自家栽培していた椎茸,人参,ゴボウ等の煮物を食べ,興奮,幻視,瞳孔散大等の抗コリン症状を認めた.同じ食事をした妻と長女も軽度興奮,口周囲の痺れ等の症状を認めたことより食中毒による抗コリン症状と考えた.経過観察にて翌日には症状は軽快した.患者と妻の血清,調理残品,原材料からアトロピン,スコポラミンを検出し,ゴボウとチョウセンアサガオの根との誤食によるチョウセンアサガオ食中毒と診断した.

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© 2012 一般社団法人 日本内科学会
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