産業医科大学第1内科学講座
2013 年 102 巻 4 号 p. 907-913
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糖尿病治療の最終目的は合併症制御による健康寿命の確保である.糖尿病では骨粗鬆症は他の合併症ほど認知されていない現状がある.しかし,骨密度が低下している1型糖尿病のみならず,骨密度が保たれている2型糖尿病でも骨折リスクが高いことが明らかとなっている.骨折によりquality of life,および生命予後は悪化するため,骨粗鬆症は重要な合併症である.本稿では糖尿病における骨代謝病態,治療戦略について当科のデータを踏まえて概説する.
日本内科学会会誌
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