江東病院呼吸器・感染症センター
2013 年 102 巻 4 号 p. 972-975
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分類不能型免疫不全症(CVID:common variable immunodeficiency)は成人発症の原発性免疫不全症としては最多である.症例は,易感染性の既往はなかったが45歳時の重症肺炎を契機に,低γグロブリン血症が判明し原発性免疫不全症と診断された.B細胞数が低下し既知の遺伝子変異もないことからCVIDと考えた.重症感染症や感染が反復・遷延する成人例においては本症も考慮すべき病態と考えられた.
日本内科学会会誌
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