日本内科学会雑誌
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VI.治療法の進歩
1.肝切除
長谷川 潔青木 琢山本 訓史竹村 信行阪本 良弘菅原 寧彦國土 典宏
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2014 年 103 巻 1 号 p. 70-77

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抄録

肝細胞がんに対する肝切除は局所コントロールに優れており,肝機能が許す限り,治療の第一選択である.微小転移巣も系統的切除により除去可能であり,再発率を抑制しうる.脈管浸潤を伴う進行例でも肝切除により,予後改善が期待できる.ただし,術後の肝不全は致死的で,いったん発症すると回復困難なため,肝不全に至らないような厳密な術前評価と入念な準備,術中の工夫,綿密な術後管理が必須である.

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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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