日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
VI.治療法の進歩
2.ラジオ波焼灼術
大久保 裕直
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 103 巻 1 号 p. 78-86

詳細
抄録

肝細胞癌の局所治療は,低侵襲性,凝固域の広さからラジオ波熱凝固療法(RFA)が中心である.第2世代超音波造影剤,Real-time virtual sonographyの登場でRFA時の治療支援が容易になり,客観性のある,確実な治療が行えるようになった.また,エコー下の視認性を良好にするため,人工胸水・腹水を注入したり,また各種合併症の回避法も確立され,RFAの安全性は向上してきた.

著者関連情報
© 2014 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top