日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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I.注目される感染症
4.最近出現した新興感染症
照屋 勝治
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2014 年 103 巻 11 号 p. 2680-2687

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抄録
トリインフルエンザH7N9およびMERSコロナウイルス感染症は,いまだ局地的な流行にとどまっているものの,現時点で収束の気配はないまま感染例が持続しており,今後,変異による感染力増強,世界大規模拡散のリスクを有している.全ての医療従事者は,自らが感染症制圧の最前線に立つという重大な責務を負っていることを自覚し,必要時に迅速かつ適切な対応が取れるよう,一般的感染対策スキルの底上げを図りながら,これら新興感染症の動向に留意する必要がある.
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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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