日本内科学会雑誌
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今月の症例
MRIで異常所見を伴わず,過粘稠が原因と考えられた糖尿病性舞踏病の1例
清水 実大江 元樹小野 淳南 裕佳竹井(山本) 紗織津田 英哉入江 健夫日比野 真亀井 徹正
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2014 年 103 巻 12 号 p. 3103-3105

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抄録
症例は72歳,男性.6カ月前に間質性肺炎に対してプレドニゾロンが開始され,1週間前から左上肢に舞踏病様運動を認め入院.糖尿病は未指摘.入院時,血糖値856 mg/dl,血清浸透圧322 mOsm/lと高値であり,治療による高浸透圧性高血糖の改善に伴い,神経症状は消失.頭部MRIで典型像を認めないが,臨床的に糖尿病性舞踏病(diabetic chorea:DC)と診断.本例は,頭部CT,MRIにて点状出血や新規梗塞像を認めなかったため,高血糖に伴う過粘稠が主病態と考えられた.
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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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