大阪警察病院循環器内科
2016 年 105 巻 2 号 p. 199-205
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弁膜症は進行性の疾患である.したがって,外科的治療の適応ではない心臓弁膜症の内科的治療の目標は,弁の障害およびその障害による心機能障害の進展を予防し,外科的治療のタイミングまでADL(activities of daily living)や予後を改善することにある.慢性の各弁膜症において,確立した薬物治療はほとんどないといっても過言ではない.動物実験のデータや臨床データを整理して,各弁膜症の現時点での薬物治療の有用性と限界性について言及する.
日本内科学会会誌
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