琉球大学附属病院血液浄化療法部 琉球大学大学院医学研究科循環器・腎臓・神経内科
2016 年 105 巻 5 号 p. 811-817
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腎硬化症では,小細動脈硬化症から糸球体硬化,尿細管間質の線維化を引き起こすと考えられており,高血圧に加えて加齢など様々な因子が病態機序に関与している.急速に高齢化が進む我が国において,末期腎不全の原因としてより重要性が増すと予想される.腎内小細動脈症に関連した虚血と糸球体高血圧が腎障害の進展機序として重要であるため,蛋白尿を指標に症例ごとにそれぞれの寄与度を考慮して,降圧目標や使用薬剤を考える必要がある.
日本内科学会会誌
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